トーグはイニシアティプ決定をはじめ、いろいろなことにドラマカードを使用します。カードの説明については別の頁に譲ることにし、この頁ではカードで決まる戦闘時のお勧め行動・推奨行動に触れます。それでは、下のドラマカードに注目してください。

 

 上から順番に見ていくと、まず一番上に『来やがった!』とか、『危険だ、しかし……』とかセリフが書いてあります。これには重要な意味はありません。単に景気づけだそうです(笑)。

 次に、SとDという文字の横に『萎縮』とか『疾風』とか書いてありますね。これが戦闘時のアドバンテージを表します。これによりキャラクターや敵の行動にボーナスやペナルティが加わるのです。

 では、その次、推奨という文字の後ろに「トリック/威嚇」とか書いてありますね。これが推奨行動です。

 推奨行動とは、そのラウンド中にここに書かれている行動をして成功すれば、プレイヤーはカードを山札から1枚もらうことができる行動なのです。プレイヤーがドラマカードを手に入れるためには、この推奨行動をする他に手段はありません。前に述べたとおり、敵ストーマーとの戦いを有利にするにはポシビリティとカードの両方が必要なため、プレイヤーは必然的にカードを集めることになるでしょう。

 さて、それでは具体的に推奨行動の説明をしていきましょう。

間合い

 〈間合い〉とは、俊敏に動いて相手を翻弄して疲れさせたり、相手より有利な位置をとる行動です。具体的な例としては……

@相手の周りを走り回って、銃の狙いをつけにくくする。
A相手に向かってダッシュして懐に入り込み、銃を撃てないようにする。
B自分の攻撃が当たりやすく、相手が攻撃しにくい場所へ移動し相手を疲れさせる。
C抜き身の剣を構え、じりじりと近寄って相手のスキを伺う。
D空戦やカーチェイスの時など、敵の機体をおびきよせて互いに衝突させる。

など。

トリック

 〈トリック〉とは、フェイントや意表をつく行動で、相手より優位に立とうとすることです。口先による『ひっかけ』も含まれます。具体的な例としては……

@「おお、仲間だ! お−い、助けてくれ!」と敵の背後に声をかけて振り向かせる。
A手にした銃を捨てると見せかけ、空中でキャッチして撃つ。
B足元の砂を投げつけて目潰しをする
C敵の足元を払って転ばせる。

など。

威圧

 〈威圧〉は〈威嚇〉に似ていますが、相手の知性に訴えるという点で違います。直接相手に危害を加えずに相手に恐怖感を与えるのです。そのため、知性のないもの(動物など)には効かないことが多いでしょう。
 具体的な例としては……

@ガンを飛ばす。
Aホルスターの銃に手をかけ、相手の目を睨みつける。
B相手の目を見て、ニヤリと笑う。
C窮地に陥った時、ひとり含み笑いをする。

など。

挑発

 〈挑発〉は、敵を怒らせて冷静な判断力を失わせる行動です。判断力を失った敵には隙ができ、自分から不利な立場に立ってしまうでしょう。
 具体的な例としては……

@敵の攻撃をかわしたときにフンと鼻で笑う。
A相手の気にしていることを笑う。
B相手のプライドをくすぐり、自分から計画などをしゃべらせる。
C銃火器を持った相手に素手で戦いを挑む。

など。

威嚇

 〈威嚇〉は相手に危害を加えると脅すことで相手に恐怖感を与え、逃げ出させたり降伏させたりする行動です。具体的な例としては……

@敵の足元や耳元に威嚇射撃。
Aぎりぎりで狙いを外して、「次は当てる」と脅す。
B抜き身の剣を振り回す。
C両手を大きく広げて、叫び声を上げる。

など。

プレイヤーズ・コール

 推奨行動はカードを得るためのみにあるのではありません。これらの行動を巧みに使えば、武器を使わずに敵を倒すことすら可能なのです。

 推奨行動の達成値が非常に高かった場合(成功度が17以上)、敵のキャラクターはあなたの言うとおりの行動をしてしまいます。これが「プレイヤーズ・コール」です。〈威嚇〉で成功したら敵は武器を放り出して逃げ出してしまうかもしれませんし、〈トリック〉で成功したら、敵は言わなくてもいい秘密計画を事細かく白状してくれるかもしれません。

 ただし、この場合、事前に(ダイスを振る前に)、敵を「どうするために」「どういう行動をとる」とはっきり口に出しておかなければなりません。その説明がない場合、たとえ成功度が17以上であってもプレイヤーズ・コールは無視されます。